株式会社 アソビゴエ

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訪問看護で想う事

スタッフブログ

2022.06.06

こんにちは!訪問看護ステーションあそ日和の戸上です。

アソビゴエに就職する前に半年ほど入院していました。そのうち3カ月間 リハビリ病院にいましたが、様々な方が入院されていました。 子供の肢体不自由、事故で手や足を失われて義肢を装着されている方、 脳の疾患で失語症になった方など、皆一生懸命にリハビリされていました。 リハビリ病院では1日中リハビリをするので、大変な思いはしましたが、 それでも病院にいる間はスタッフがフォローしてくれるのでそこまで苦労は 感じませんでした。

しかしコロナ禍の入院ということもあり、面会に制限があったことや自身の 身体や今後のことなどを考えると、精神的な部分でのダメージが大きかったです。 その中でリハビリの先生やスタッフとの会話が唯一気を紛らすことでした。 退院が決まり嬉しかったのですが、退院してからが大変でした。

いつもは簡単に出来たことが上手く出来ず、そんな自分への苛立ち…なかなか 就職先が決まらないことへの不安や焦燥感…

退院してからちょうど1年。今、同じような気持ちを抱えた方々を地域で看護 させて頂いてます。訪問看護は初めてで、戸惑うことが多いですが、入院中や 退院後に感じた気持ちはこれからも忘れずに看護をしたいと思っています。 その中で勇気づける言葉は正直必要なくて、ただ話をじっくり聞いて、変化に 気付いたり、自分に目を向けてくれていると感じてもらえるだけでもよいのかな と考えています。感情をぶつけられる方にはその背景になにがあるのか考える。 感情を出さない方にはコミュニケーションの中で不安に思ってることがないのか探る。 その中から自分がその人に出来ることは何かを考えながら訪問していきたいと思っています。

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